<99年12月01日> 発声補助装置 (術後3年5カ月目)

待ちに待った 発声補助装置が発売された。
その使用環境だが大勢の中で誰でもがマイクを必要としているときは違和感なく使えるが、2〜3人と話をするのに必要かといわれると考えてしまう。

すなわち使うには勇気が必要というわけである。
その第一は、マイクとスピーカーの間が有線であること。
次に機械的な音での会話である。ちょっと抵抗がある。

低音と弱音の不便さを原動力として、発声練習に力を入れたい。すなわち、今回は見送る予定である。

食道発声の訓練の途中段階であり、機械に頼ってしまうのはまだ先でいいという気持ちである。

発声装置の機械そのものは立派であり、それによって恩恵を受ける人はたくさんいると思うが、私としては次の改良版に期待したい。

装置ができても練習は別である



<99年12月09日> 夢を見た(4)

誰と話をしていたのかは不明だか、喉摘者だというのに全く普通に話をしている夢を見た。

おかしいなぁと思いながら、話すときの苦しさもなく自然と言葉がでていて、 喉頭を摘出する前のときと全く同じように話をしていた。
思えばずいぶんと苦しい思いをしてやっとここまでたどり着いたか・・と思い感慨無量であった。
すらすらと抵抗なく声が出るとは本当に楽なものだ!と・・・
本当にわずかな時間だったけれど声を出すすばらしさを教えてもらったような気がする。

夢でもうれしかった

参考:[ 夢を見た(その1)][ 夢を見た(その2)][ 夢を見た(その3)][ 夢を見た(その4)]