<00年01月01日> 上級者として (術後3年6カ月目)

当然のことだが毎日、発声訓練は続けている。
朝と夜の2回であるが・・
苦しそうな話し方から解放され確実に相手に伝える事が出来る自信もついた。 でもまだたくさん直すことがある。
わかっていてもこれを会得するのは猛練習をした人だけに与えられる勲章のようなものである。

理屈だけでは駄目である。何度も何度も同じリハビリを続けなければ決して上達はしない。今最も力を入れて練習をいる事項は、1つ1つの音を大切にということである。

まだまだ先は見えない

これからも気の遠くなるような毎日の練習が必要。なぜ、そんなにも練習が必要か?と健常者の方は思うでしょう。私もそう思うがわからない。


<00年01月13日> 少し滑らかに

滑らかに話ことが最終目標である。その目標に一歩一歩と近づいてきている。

食道内の空気の通りがよくなってきたみたいである。一般に空気量の大小が発声に関係している。
最近はこの食道内からでる空気量(圧)が充分にあるため食道壁の振動する部分を多くしているのではないかと思われる。

どのような感じかというと逆流する空気が食道の壁につっかえることなくスムーズにでて、発声するときに苦しさが感じられない。だから以前よりは低音になったと思うがその代わり大きい声が出る。

朗読の稽古のとき句読点などでしっかりと吸い込み次の発声のときの最初の音をしっかりと出すことである。
その際に声がつっかかってでないようなときはチャンスと思い徹底的に空気の通りをよくするために何度も食道を鍛える稽古をするのである。

発声のタイミングはしっかりと短く区切って話をするということである。 このことは基本中の基本である。