<99年02月01日> 振動部に変化 (術後2年7カ月目)

 発声している場所に変化が生じてきた感じがする。
食道の入り口部分のみで振動していたのが、それより下方部分も振動しているみたいである。
そのために音の欠落がなくなり、音を出すのに抵抗がなくなった。

今までの発声に2つの欠点があった。そのひとつは音の欠落である。
例えば、「自由に遊びたい」を声に出すとき、自由の「う」、遊びたいの「そ」「い」の音が意識しないと無声音となっていた。
もうひとつは1時間以上、横になっていると声を出すのがめんどうであった。(最初に発声するときかなりの腹筋力が必要なため)

ここ数日前から仮声門の部分よりも少し下の部分まで振動している感じがする。その結果、苦しそうな発声から解放されてつつある。

次に、

15分間休まずにお話ができるようになることである。

これさえ出来れば・・・。いつ出来るのか?。と思いつつ発声の訓練を毎日やっている。


<99年02月13日> 私の弱点指摘 (術後2年7カ月目)


10時から10時30分まで週に一度病院でFV会があります。
そこで私は朗読を行い、言語療法士に聞いてもらいました。

そして、次のような指摘を受けました。

1.サ行の発声はしっかり出来ている。
2.語尾もよろしい
3.句読点の2つ手前の言葉が消えている。

3番目の意味は、「・・・ということがありまして、・・・」を朗読したときに語尾の「て」はしっかりと出ているがその前の「し」が音が消えているということです。
このことは語尾の音をしっかり出さなければというのが知らず知らずのうちに身についてその一つ前の言葉をおろそかにしていた。
指摘されて「ハッ!」と思ったのである。

さすが「プロ」。

今後、言語療法士のこの言葉を心に深く刻み込んで練習に励もう。