<98年02月09日> 明瞭第一 (術後1年7カ月目)

大勢の前で朗読をしたとき、自分としてはとても上手にできたと思う。それ以来、話し方に自信がついてきた。
明瞭さを第1に考えて話すことに心がけているので少しゆっくりである。それがいいのかも知れない。
まだまだ上達していくのが感じ取れる。



<98年02月14日> 「ん」の練習

 昨日、社説を読んでいて途中でつっかかることなく最後まで読むことができた。はじめてである。
食道の入り口の襞が柔らかくなってきているのが実感できる。鍛えると鍛えるほど声が出しやすくなる。

 道を一人で歩いているときは、いつも「ん」の練習をしている。
この発声法はここに書いています。まだ上手にできない。
途中でひっかりがある。指導員は「ん〜〜」と発声している。難しいものである。そのうちできるようになると思う。

 指導員から「あなたは言葉がしっかりしている」と誉められた。明瞭度を第一に考えて発声してきたたまものと思う。
大変嬉しいことである。すこし自信がついてきた。



<98年02月15日> 語尾をしっかり

 指導員が朗読しているとき我々初心者に対してメリハリをつけなさい。そしてダラダラと読まないように。
さらにしっかりと空気を吸って吐き出せと指摘します。そのことについて考えてみたいと思います。

 第一にメリハリの件だが、これは読むときの単語のアクセントも大切だが、これが朗読でできるようになるには5〜6年ぐらいかかると思う。
初心者にできることは必ず句読点で区切り、そして最初の音は控えめにするということだと思う。
いつも空気の蓄えがあるとアクセントがつけやすくなるからである。それと語尾がしっかりすることが大切である。
特に「〜ます」「〜です」「〜でした」は日頃からきちんと出す訓練が必要です。

 第二に空気の吸い込みについては、稽古の期間において食道に貯めることが出来る空気の量が違います。
キャパスティ以上に空気は入っていきません。だから、各個人に応じた空気の量で消して無理をせず明瞭度に心がけて発声していけば自然と食道の空気の量の蓄えるキャパスティが徐々に大きくなってきます。

 明瞭度は口を大きく開くことです。初めはみっともないが要領をつかむと口の開きが普通になります。
がんばろう!



<98年02月26日> 見本を示す

 指導員が「朗読とはこうするのです」と教えてくれた。
その発声法の一部分を録音したのでここ(235kB)に載せます。
それを聴いて、間の取り方が大変に参考になった。また、ブロック毎に区切って読んでいたため非常に聞きかった。
あれこれ指導するより、このように読んで見せてくれれば一目瞭然だ。大変参考になり今後に生かしたい。

 その朗読を聴いてから、私のいつもの練習に変化が起きてきている。朗読するのに時間が長くなったと言うことです。
これは、ブロック毎に読むことによって、句読点に時間をおいているためと思われる。このようにすぐに影響をされてしまい、まだまだ自分の発声法が確立していない。
今はそれでいいと思っている。