<98年01月06日> 朗読の注意事項 (術後1年6カ月目)

 朗読するときは、次の事項に気をつけると良く聞き取れるみたいである。

  1. 主語と動詞は必ず区切る。

  2. 最初の言葉はどうしても音が大きくなってしまう。  これが雑音のように聞こえる一つの要因と思う。最初の音は、意識してセーブする。

  3. 音の明瞭度は口の開き具合にも原因がある。シャープな口の動かし方で、しかも不自然でなく一つ一つの音を大切にする。

  4. 絞り込みは、意識する。

  5. ゆっくり、ゆっくり、マイペースで「急がばはまわれ」の心境。


<98年01月15日> 頑張れ頑張れ

 「1分間朝礼」の朗読と朝刊の「社説」の読み込みが先月と比べると、約10%ぐらい遅くなってきている。この原因として3つの事が考えられる。
(1)1文字1文字を大切に読めるようになったためと思う。そのため掠れとか出ない音が以前より極端に少なくなってきている。前は意識していても時々発音されない文字があった。消えるような音は決してしないという信念で絞り込み、丁寧な読み込みに心がけている
(2)声に粘りが出てきたみたいである。すなわち単発の音でなく余韻のある声に変わってきている。以前よりも聞き易いのではないかと思う。
(3)言葉の区切りが本に書いてあるように6文字から10文字で区切って読めるようになった為と思う。
以上
 練習時間は1年前と同じある。苦しいが努力すれば、それだけ報われていることを考えるとやりがえがある。最終目標は、知らない人と話をしていて、「風邪をひいたのですか?ちょっと声が変ですね」と言われることである。



<98年01月18日> 上には上がいる

 白組に進級してきた「U」さんと話をした。彼は私よりもちょうど1年遅く喉頭摘出手術をしたが、すでに完全吸引で話をしている。また音量は低いがしっかりと相手に分かる話をしていた。私も頑張らなければと思った。教室に通っているためこのような刺激を受けられる。目標が達成できるまで銀鈴会の教室に行き頑張ろうと思った。
 久しぶりに発音の試験を喉頭摘出してから3カ月目と同じ条件で実施してみた。
結果は、ここにかいてあります。 



<98年01月31日>空気を出す方法

 東京銀鈴会の発声コンテストに「U」さんが優勝したということを聴きました。やはりという思いがした。

 長く発声していると空気がお腹にたまってしまいそのうち発声が困難となってしまう。
でも、最近は少しずつではあるが発声中に空気が外に出ることが感じ取れるようになってきた。特に朝、社説を朗読するときに空気がたまることが多い。まだ食道が固くなっているのではないかと思う。

 朗読して、苦しくなっても続けていくと空気が食道を通して外に出るのが感じられる。その訓練をしていけばいいのと思うのだが、指導員に聴いても納得できる解答は示してくれない。3〜4年後に分かると思う。
自分で見つけ、自分で訓練して行くより他になさそうだ。

(術後2年3カ月目)
「U」さんの優勝が聞き違いであった。このようなことは喉摘者の間ではよく起きることである。