シャント法

 手術的に気管上部後壁と食道上部前壁間にシャント(トンネル)を作り、肺呼気を 頸部食道に導入する方法である。


発声法
(1)気管・食道シャント法
 手術的にトンネルを作り、気管よりの呼気流を食道に導入して発声する。この際指で気管孔を閉鎖しなければならない。

(2)気管・食道チュービング法
 気管と食道をチューブによって連絡し、呼気を食道に導入して発声する。

長所
 呼気と食道から発声するとき、食道内に空気を入れずに肺から出るため優れた音声を退院したその日から出すことが可能であり、食道発声の訓練はしなくとのよい。

短所
 気管と食道が連絡しているため流動物は多少の漏れがあり、また発声するときは片手が気管孔を閉じる操作のために取られてしまう。




感想
 発声教室にもそのような人がいたが発声音は低くやはり、かなりの練習が必要と思われる。また、近所の知り合いの人は、すぐ会話は可能になったが、食事するときご飯粒が漏れるため、食事はあまりしたくないといっていた。 やはりしっかりとした発声をするには、どの手術の方法であるにしろリハビリは欠かせない。