術後の対応ーその1

    痰について

    1. 気管孔が十分見えるような手鏡を用意しましょう。

    2. 咳払いをし、痰が上まで出てくるようにしましょう。

    3. ちり紙でふきとりましょう。


    気管孔の管理

    1. ちりや、異物が入らないように、エプロンガーゼを使用しましょう。

    2. 周囲は常に清潔にしてエプロンガーゼは毎日交換しましょう。

    3. 外気や室内の乾燥した空気は、痰を出しにくくします。濡れガーゼをあてるか、蒸気吸入をしましょう。

    4. 水分を多めにとりましょう

    (術後1年4カ月目) 空気が乾燥した時期になると痰が気管孔内で固くなり呼吸が出来なくなります。特に朝方にその現象が起きます。解決策は蒸気を直接気管孔にあてるか、または蒸らしたガーゼを気管孔に当てます。


    経口摂取

    1. 固形物は通りにくいこともあります。あせらず、ゆっくりと食べるよう心がけましょう。

    2. ねこ舌になりやすいので、あらかじめ熱いものはさましてから食べるようにしましょう。(口で、フーフーさますことが出来ないからです。)

    3. スープ、麺類等口呼吸ができないためすすれません。スプーン等用意しておくと良いでしょう。又麺類は家庭ではあらかじめ短く切っておくと食べやくなります。


    入浴、洗髪
    1. 入浴、シャワー等気管孔に絶対水が入らないように注意して下さい。

    2. 入浴時は肩までしか入ることができません。肩にタオルを巻くと、タオルが湯に吸い込み肩まで暖まることが出来ます

    3. 浴室は暖めておくか又は一番風呂は避けるようにしましょう。

    4. 洗髪は頭を下げるだけで良いでしょう。市販のシャンプーハットの使用も良いでしょう。

    (術後1年4カ月目) 慣れるまで首にタオルを巻いてお風呂にはいるといいと思います。

    嗅覚障害

    1. 気管孔からの呼吸のため、嗅覚が鈍くなります。

    2. ガスもれ、腐敗食品に注意しましょう。

    3. 強い臭気(トイレ、ガソリン)は、次第に分かるようになります。

    (術後1年7カ月目) 食道発声(吸引法)が十分に出来るようになると不自由なことはありません。匂いは分かります。
    コミュニケーション
    1. どんな時でもメモ用紙、ペン等を常に持っていましょう。

    2. カタカナで書くと、早く相手に意思を伝わります。

    3. ゼスチャー、サインは決めておくと良いでしょう。

    4. イライラせずゆっくり書くようにしましよう。話したいことは、前もってメモしておくと良いでしょう。

    5. 相手に伝いたいときは音で合図しよう。

    6. 電話をかけるときは受話器の口をペンや指で叩いて知らせます。

    (術後1年4カ月目) 上達したら必要なくなります。

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    外出
    1. 混雑しているところは避けましょう。

    2. 筆記具、テッシュペーパー、身分証明書になるものを常に持ち歩いて下さい。

      住所
      氏名
      連絡先
      血液型
      保健証番号

      私は手術で喉頭を切除し、声帯がなく声が出ません。
      くびの前の孔で呼吸をしています。

    (術後1年7カ月目) 常に他人から見て、見苦しくない服装が必要です。

    散髪
      同じ理髪店を選び、、ビニールエプロンをしめるとき気管孔を締め付けないように注意してもらいましょう。
    (術後1年7カ月目) 歯医者さんも同じ事です。

    風邪
      風邪は、ひかないようにするのが一番ですが、もし、風邪症状が出たら早めに治療を受けましょう。
    (術後1年8カ月目) まだ一度もひいたことがありません。
    喫煙
      気管及び気管支炎膜を保護するため、又健康のためにも禁煙を守りましょう。
      また、喫煙者の多い場所も避けましょう。

    (術後1年8カ月目) どうしてたばこが吸えるのでしょうか?

    定期検診

      医師の指示に従い、定期的に必ず診療を受けましょう。また、気管孔の縮小、出血などのときはすぐに診療を受けて下さい。