シャントの知識

入会 平成十四年四月/手術 平成十三年九月 七十五歳 中級
今、特に困った問題はないのですが、只近い将来起きるであろうと想定して考えると、 大変困った問題になるので、対応策をお尋ねしたいのですが? 現状は、(喉)にボタン(シャント法)が入っており、そのボタン(シャント)で声が出る仕組みに なっておりますが、声出ない時は、ボタンTンャント法)に、 (痰や唾液、食べ物の残飯などが)詰まってしまい、声が出ないため、 会話にならぬ現象が起きます。そのようなときは、水分を取り、詰まり物を流して取る。 その繰り返しで解決していますが、この繰り返しで、解決できぬ時がきたら、 例えば、ボタン(シャント法)の穴が大きくなったり、 伸びたゴムのようになり、ボタン(シャント法)が安定しなくなった時などの、 対応策があれば教えて頂きたいです。尚、現在、ボタン(シャント)に詰まって、機能 しなくなった時は、新しいボタン(シャント)と取り換えます。 その間隔日数は、二〜三ケ月に一度程度の割りです。

(平成21年:神奈川銀鈴会会報36号)

   発声法には色々あり、食道発声法、EL発声法、シャント法等があります。夫々、 特長がありますが、欠点もあります。 シャント法の欠点はボタンが徐々に、穴が大きくなるので、困ることがあります。 解決策としては、食道発声も出来るようにすることだと思っています。 シャント法も反省期に入ったのかも知れません。

(専門医)