病状のステージT〜X

 入会‥平成27年6月手術‥平成27年2月/七一歳/単純喉摘
 昨年2月喉頭癌(リンパにも転移)で喉頭全摘でした。 病状のステージT〜Xの分頬ではどのステージまでであ れば全摘しないで放射線のみで治療が可能だったでしょ うか。
放射線照射の身体(盲周りは硬い)でシャント手 術後、食道発声が可能でしょうか。

(平成28年:神奈川銀鈴会会報43号)

回答
‥癌の分頬には国際的な規約があります。(ステージ分頬でT・T・V・Wとあります。)
 例えば喉頭癌の場合、ステージTであればリンパ節転 移も無く・少量の放射線をかけるだけで比較的簡単に治 るのが通例ですが、ステージU・V・Wになるにつれて病気の程度が重くなります。

 リンパ節に転移があるとリンパだけでなく、喉頭とリ ンパ節までいってしまう手術が選択される場合が多くなります。(だいたいステージV位です。)
Uというステー ジが微妙なところで、手術をするかしないかという境自になるといえます。
今は喉頭を温存しようという方針か ら、ステージV位でも放射線の他に抗がん剤(科学療法)を使ってなんとか抑えようという方法も無いでは有りま せん。

また、むしろそのような治療で癌の拡がりを、少し小さくしてから手術で取るとかそういう方法もあるわ けで、これは本当にケースbyケースであり、それに向き合う医者の哲学によっても異なります。(主治医の経 験と患者さんの希望というものをうまくマッチさせて対 応することが先決ですが)ステージT以上であればケー スbyケースと思って頂きたい。

 食道の壁まで固いかどうかにもよりますが、壁が比較的柔らかく、うまくシャントの操作を覚えられれば、放 射線をかけていようと上手くいくはずだと思っています。
(なお、シャントがあっても食道発声が出来ないわけでは有りません。)

(専門医)