発音に難

入会 R2.1 73歳 舌癌、小腸移植 X 廓清
舌癌(10年前)の術後も発音に難がありました。舌の移植部との間に隙間が出来て、空気が漏れるため、か、さ、は行が特に発音しにくかったです。ELを使用しても同じように感じます。発音の半分程度は通じているのかな〜と???今後も練習継続します。

(令和2年:神奈川銀鈴会会報47号)

回答
舌ガン手術の影響による“話し言葉”の障害(医学的に言えば構音障害)で、これは練習と慣れに任せるほかありません。言語聴覚士の指導を受けられたか否か判りませんが、10年経っていますので、ある程度固定している可能性が高いと思われます。まだ喉摘後は日が浅いようですが、ELでも、構音は同じことですから、同じようなことが続き、しかも「ハ」行、「サ」行などの空気を使う語は、さらに難しくなっている可能性が考えられます。一度、言語聴覚士に相談されるとよいと思いますので、主治医に言語聴覚士への紹介を依頼しては如何ですか

(専門医)