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銀の鈴ニュース
「障害年金の等級変更」に係わる裁定の見直し
喉摘者の主張が認められる!…社会保険庁審査委員会での審査結果
喉頭を摘出して声を失った当会会員が、食道発声法を習得して社会復帰を果たした 時に、「声を取り決した」と裁定され、当初に認定された障害基礎年金や障害厚生年金の等級を下げられて、支給額が大幅に減少したという事例が、平成9年に発生しました。
爾来、銀鈴会は1年4ヵ月に亘り、「この裁定は不当である」と再審査を要求して・運動を続けてきました。
「人問本来の声とは何か」「食道発声で無喉障害が回復したと言えるか」という、基本的な解釈問題であり、保険者や診断者である医師の見解を質すという争点に及ぶ議論です。
平成10年12月の再審委員会では、会員当人と中村会長が出席して、約2時間に亘って 堂々の論陣を張り、全面的に降等裁定を覆えして1日に復すという新裁定を得ました。 再審議の委員会開催に漕ぎつけるまでに多大の努力を接しましたが、福祉団体としての重要な使命と自覚して全力を挙げたことが実を結んだ、とホッとしています。
全国各地でも同様のケースが散見されますし、今後も起こり得る事ですので、早速日 喉連を通じて、各地団体にも報告しました。
このような仕事も、銀鈴会の活動の一環です。