発声訓練の成果
(T.Wさん;北の鈴15号より)


1月11日、年明け初の発声教室に顔を出しました。支部長以下指導員の方々を含め、総勢八名での教室開きでした。私もマイク片手に「今年は、会話の出来る年にしたい。」と抱負を述べることができました。

振り返ってみると、昨年の1月中旬は、まだ入院中で退院のめどが立っていなかったことなどを思い、感無量のものがありました。

発声の指導を受けて9ケ月、発声教室への参加、宿泊訓練に1回、声の祭典参加と声を求めての成果が僅かずつみえてきました。なんとか声らしくなり、言葉として稚いながらも仲間が認めてくれるということは、私にとって感激そのものでした。

 I室長さんをチーフに一貫した指導を続けてくれた指導員の方々にただ感謝あるのみでず。
「普通の喉摘者と手術内容が違うので、食道発声は困難ではないかと医者からも言われていたのですが、I室長さんの適切な自信に満ちた指導の成果が着実に実を結びつつあることを実感しています。
ほんとうにありがたいことだと思っています。

 発声訓練を通して成果に結びついたのは、次のことではないかと思っています。私にとって、指導員の方々は夢と希望を与んてくれる見本(先生)でした。
健常者と変わらない発声・会話が思いのままの現実にふれ、やる気が湧いてきました。声のない生活から、一日でも早く抜け出し、自分の声をと願わない喉摘者はいないと思います。

この第2の声を求める願いを、やる気と根気(練習)にどう結びつけていくかが初期の指導のポイントだと思いました。

 私は、この点では大変立派な指導者に恵まれました。その方ば千歳教室のI室長さんです。I室長さんの指導理論指導技術はもとより、人となりについても高く評価されていますが、その実践力はすばらしいものがあります。

常に学習者の側に立つ指導姿勢が基本になっています。共通する指導・練習方法に加えて、その個人にだけ課すメニューと、指導に変化と新鮮さを持たせる指導は見事としかいいようがありません。

 現在の教育界で求められている資質を兼ね備えている方だと思います。能力別個別指導のエキスパートといえます。
I室長さんば、常に学習者の発声段階を適確に把握した練習課題を提示します。私はそれを受けて、どう忠実に練習するかを考えて日常練習を続けてきました。

会話もようやく入り口にさしかかった程度ですが、少しでも見えてきた成果を今後どう伸ばしていくかを課題に努カして行きたいものと思っています。