食道発声法の上達(技術的なこと/初級者)

食道発声中にコチコチになる

 練習の初期に起こる現象で声を出すのに全力をふりしぼって行い、顔を真っ赤にして汗をふきふき、くりかえしこころみている人がいます。

 全身ことに肩や首に力をこめて頑張っていますと、そのうち心臓がドキドキし、目がくらくらして気分が悪くなり、目眩がしてきます。

原音「ア」がでてもでなくとも、食道へ空気を「ひとのみ」、または「ひとすいこみ」を行ったらすぐ声を出してみる。
正しい姿勢で両手を膝の上に置き、上半身をリラックスさせ、そのかわりお腹にはぐっと力を入れて何遍も試みて下さい。このほうが早く原音が出るようになりますよ。

上達された人は、1時間でも2時間でも話をしてもちっとも疲れません。それは全身をリラックスした状態で、かるく、かるく話しているからです。