
喉摘者35名のアンケートの集計結果(1999/4/02:掲載)
(社団法人銀鈴会:N.Nさんの発表から)
| 十分説明を受けたか?  | 
    はい | 85.7% | 
| いいえ | 8.6% | 
| 不明 | 5.7% | 
| 説明に納得できたか? | 
    はい | 82.3% | 
| いいえ | 8.6% | 
| 不明 | 8.6% | 
    
| 病名告知があったか? | 
    あり | 88.6% | 
| なし | 8.6% | 
| 分からない | 2.9% | 
| 病名告知はいつだったか? | 
    初診時 | 14.3% | 
| 検査後 | 65.7% | 
| 放射線治療前 | 5.7% | 
| 術前 | 8.6% | 
| 術後 | 5.7% | 
| 精神的ダメージを克服できたか? | 
    克服できた | 82.9% | 
| 克服できない | 11.4% | 
| 分からない | 5.7% | 
| 予想外の不便・苦労・悩みはあったか? | 
    あり | 80.0% | 
| なし | 20.0% | 
 
- そのとき何を思ったか
 
- 40歳・主婦:子育て中
どうやって子供を育てようか。家族で出かけて事故にあってみんな即死になることを望んだ
 - 50歳・主婦
死。頭の中が真っ白、何を話しかけられても分かりませんでした。
 - 36歳・男性・現役
・家族の今後のこと
・若年でも癌になるのだ(30年早すぎた)
 - 55歳・男性・現役
何としても克服してやろうと思った。
 - 67歳・男性・定年後
定年退職であったので「どうぞ」と思った
 
- 精神的ダメージをどのように克服しましたか
 
- 現状を受け止め、前向きにいきることを考えた
 - 銀鈴会に入会し、自分だけでなく同じ仲間が大勢いることを知った
 - 流暢に会話をしている先輩達を見て希望を持った。
 - 家族や友人達の愛情に支えられた。
 
- 精神的なダメージの具体例
 
- 体力がつかず、一人でいると不安
 - 健常者の声の中に身を置いたときの落ち込み
 - 再発の不安
 - 現在の告知されていない。腫瘍と癌との違いが分からず、癌なら再発が心配
 - 子育て中で、PTA活動、子供のしつけ、家事の臭覚の不便
 - 癌の可能性が50%、たとえ癌でも手術の必要がなしといわれたのに手術になった。鬱状態になる。
 
- 予想を超えた生活上の不便・苦労・悩みの例
 
- 臭覚・味覚の衰え(例:ガス漏れ、焦げ付き等に気がつかない。)
 - 麺類・みそ汁など、熱い食べ物。吸い物が食べにくい
 - 飲食後、頭を下げると鼻から水が出る。
 - せき込んだときの強烈さ。
 - 電話に出られない。とっさの応対ができない。
 - 耳も不自由だと思われる。