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健康と食道発声
笹川 勝二(中級)

私は高齢で喉頭癌に成りました。
平成十九年五月二日に入院して、抗癌剤と放射線治療では治らず九月二七日 に手術をしました。
放射線治療で皮膚が硬くなり傷口が中々塞がりませんでした。 何回かやって 見たけど結果は駄目でした。 暫く様子を見る事にして、仮退院し家で六ヶ月 間流動食で過ごしました。 唾液の処理も大変でした。
二〇年三月一〇日 に全治して退院する事に成りました。  病院の説明では銀鈴会と言う声の発 声訓練所が東京と神奈川に有ると言われました。私は神奈川銀鈴会に決めま した.二〇年六月に銀鈴会に入会しました。  当時の指導員先生は本郷先生 後藤先生で初めのうちは声が出なくて大変でした。 毎日お茶を飲み練習しま した。七月七日にアー音が出ました。
  うれしかったです。
それから順調に二、三音が出るようになりましたが、後 が良くありません。 いまだに会話をする時に体に力が入ってしまいます。 自分から意識して話すのは少し出来ますが、急に相手から声をかけられた時な ど、特に朝の挨拶は声が出た時には、相手の人は通り過ぎています。
腹圧が少ないのと、お腹に空気が入っていないのに話すからです。 まだまだ訓練が足りないと思います。  これからも発声訓練に努力して行き ます。 私も高齢で八十三歳に成りました。
健康が一番で、特に道路の段差の 有る所は注意します。  暇を見て鶴見川の遊歩道を一時間ぐらい歩きます。  食べ物の好き嫌いは有りません。毎日晩酌を飲むのが楽しみです。
最近私たちの班(中級)では長期休養者が多い様に見られます。健康が一番で です。私も健康に注意して発声訓練に努力して行きます。 銀鈴会益々のご発展を念じて、終わります。

神奈川銀鈴会の会報第40号(平成25年)から掲載しました